大阪の美術館あれこれ

五感を研ぎ澄ます…

サントリーミュージアム

『サントリーミュージアム』

『サントリーミュージアム』は、大阪市港区の天保山ハーバービレッジにあった美術館高さ20メートル、幅28メートルという世界最大級の巨大スクリーンで、迫力ある立体映像を上映する「IMAXシアターシアター」ロートレック、ミュシャをはじめ、世界の秀作ポスター約1万5千点の館蔵品を中心に、多彩な企画展示をする「ギャラリー」そのほか、ハイセンスなミュージアムショップやレストランなどからなる複合文化施設です。設計は世界的に有名な建築家、安藤忠雄氏。

アートの秋

『サントリーミュージアム』概要

サントリーミュージアムは、私たちの生活や時代の中で息づくさまざまなシーンを敏感にとらえ、「わかりやすく、楽しい」企画展示を行っていました。1994年(平成6年)11月3日サントリーの創業90周年事業によって開設されました。東京のサントリー美術館が日本古来の美術・工芸品を収集しているのに対して、モネやボナール、ロートレック、ミュシャ、カッサンドル、ホックニーの作品や世界各国の秀作ポスターなど、近現代美術の収集・展示を行っていました。映像美術の展示施設として20×28mのIMAXスクリーンを擁する世界最大級の立体映像劇場「アイマックスシアター」がありました。展示スペースは2フロアで約1,000平方メートルあり、床は落ち着いた全面フローリングを採用しています。海に向かう西側を全面ガラスとして自然光を採り入れた空間デザインで、海と夕陽も楽しめます。

『サントリーミュージアム』あれこれ

サントリー創業90周年を記念し、佐治敬三氏が大阪に芸術や文化と親しめる空間、そして街中では中々見られない「きれいな夕日」を眺められる美術館の設計を安藤忠雄氏に依頼。中之島や市街地の建物のように、”水辺に背を向けて”建てられたものではなく、海を取り込み、美術館から海へ降りていく広場を配置、親水を意識したサントリーミュージアムが完成しました。建物は直方体の美術館(ギャラリー)と逆円錐形に入るIMAXシアターやショップなどから構成される複合施設です。ガラス面を多く採用し、空の青や海の濃紺を取り込み、時間帯によって様々な表情を見せてくれるサントリーミュージアムは2010年12月26日をもって休館(事実上の閉館)し、大阪市へ建物を無償譲渡後、美術館として存続させる予定になっていて、佐治敬三氏と安藤忠雄氏、大阪で生まれた二人の巨匠の夢の形がひとまずの区切りを迎えます。

イベント

2012年3月17日から7月16日の期間、当施設(施設名称は「大阪天保山特設ギャラリー」)で「ツタンカーメン展」が、2012年11月24日から2013年2月17日には漫画『ONE PIECE』の展示会「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展~原画×映像×体感のワンピース」が開催されました。

閉館

2009年(平成21年)8月21日にサントリーホールディングスは、入館者の伸び悩みなどを理由に、同ミュージアムを2010年(平成22年)12月26日に休館(事実上の閉館)することを決めました。なお、土地・建物や展示物などは大阪市に無償で寄贈されました。

『サントリーミュージアム』とIMAX・アイマックス

「映画を観る」から「映画に包み込まれる」へ・・・。そんな映像体験を現実にするのがIMAXシアターです。IMAX・アイマックス〉とは、最高最大の映像=IMAGE MAXIMUMの意。通常の35ミリフィルムの10倍以上、70ミリの3倍以上という映画史上最大のフィルムサイズを採用。鮮明な映像と大音響システムで得る臨場感は、まさにヴァーチャルリアリティそのものを体感させてくれます。

『サントリーミュージアム』の施設

  • ギャラリー4F・5F
  • レクチャールーム
  • アイマックスシアター(446人収容)
  • ミュージアムショップ
  • カフェレストラン
  • ラウンジ
  • マーメイド広場(親水広場)

『サントリーミュージアム』の建築概要

  • 竣工 1994年
  • 設計 安藤忠雄
  • 規模 地上9階、一部10階、地下1階
  • 構造 SRC造
  • 延床面積 13,491m2
  • 所在地 〒552-0022 大阪府大阪市港区海岸通1-5-10 
  • 周辺施設 天保山ハーバービレッジを参照。

『サントリーミュージアム』の交通アクセス

  • 大阪市営地下鉄 中央線 大阪港駅 徒歩約5分
  • 阪神高速道路 大阪港線・湾岸線 天保山出入口 約5分

サントリー美術館

サントリー美術館は、東京都港区赤坂九丁目にある、日本の古美術が中心の私立美術館です。運営は、公益財団法人サントリー芸術財団。洋酒メーカーのサントリー社長・佐治敬三が1961年、「生活の中の美」を基本テーマとして、千代田区丸の内のパレスビル内にサントリー美術館を開館。1975年に赤坂のサントリービルに移転し、2007年に現在の東京ミッドタウン内に移転しました。

サントリー美術館概要

2005年1月にサントリー東京支社がお台場に移転することにあわせ、一時的に休館し、2007年3月30日に防衛庁跡地を再開発して建築された「東京ミッドタウン」に入居する新「サントリー美術館」として再オープンしました。これによって六本木地区は将来、国立新美術館、森美術館(3館で「六本木アート・トライアングル」を構成。)など大規模な美術館が集積する、日本における美術の重要な拠点となることが期待されます。

サントリーミュージアムとの違い

古美術を中心とした美術館には戦前の実業家のコレクションを母体としたものが多いですが、サントリー美術館のコレクションは、戦後に、1つのテーマをもって集められたものである点がユニークです。江戸切子・薩摩切子・エミール・ガレ等の硝子工芸品も代表的なコレクションのひとつ。近現代美術を収集していた大阪府大阪市港区のサントリーミュージアムとは好対照です。

主な収蔵品

  • 国宝浮線綾螺鈿蒔絵手箱
  • 重要文化財紙本著色源順像(佐竹本三十六歌仙絵巻)
  • 紙本墨画善教房絵詞
  • 紙本金地著色泰西王侯騎馬図 四曲一双(元は、神戸市立博物館と対をなしていました)
  • 紙本金地著色南蛮人渡来図 六曲一双 狩野山楽筆(推定)
  • 紙本著色四季花鳥図 六曲一双
  • 色絵花鳥文八角大壺 伊万里 
  • 色絵五艘船図大平鉢 伊万里 
  • 染付松樹文三脚皿 鍋島 
  • 白藍絵金彩薄文蓋物
  • 尾形乾山 
  • 小倉山蒔絵硯箱
  • 桐竹鳳凰蒔絵文台硯箱
  • 菊蒔絵文台

建築概要

  • 設計 - 隈研吾建築都市設計事務所
  • 竣工 - 2007年
  • 全体面積 - 約4,700m2
  • 展示室面積 - 約1,000m2
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